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ジェルジ・リゲティ論 : 音楽における現象学的空間とモダニズムの未来

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カバーにスレ傷等のイタミあります。帯の背表紙側に日焼け跡あります。中は書込みありません定価7700円「現代において、リゲティの不協和音ほど美しい響きはあり得ない」。20世紀を代表する作曲家リゲティの作曲技法と創作思想に大胆かつ緻密に切り込む気鋭の論考。詳細な作品表、年譜、ディスコグラフィーを付す。第1章　研究の対象と方法第1節　研究史の概観第2節　方法論としての現象学1)実存的現象学と存在論的現象学2)現象学による実存の諸契機の分析3)空間の弁別と定義第3節　現象学的音楽空間、および先行研究の概観第4節　現象学的音楽空間の基本モデル第5節　研究の具体的な方法と目的第2章　ミクロポリフォニーの時代　1956～74年第1節　ミクロポリフォニーの成立1)成立のための3つの背景2)ミクロポリフォニーの3つの形式3)1966年以降の展開第2節　　空間概念1)実存的な思考と空間の優位2)6つの空間表現の諸相第3節　弦楽四重奏曲第2番第3章　オペラとその周辺　1975～79年第1節　新たな技法の導入1)ミニマル・ミュージックと引用技法の導入2)オペラの構想第2節　空間概念1)空間についての言及2)オペラの物語における「複数の中心」3)統一性の「回復」−滑稽化と愛の勝利4)まとめ−多核性と統一性による空間第3節　ル・グラン・マカーブル1)物語の具体化としての音楽表現2)音楽作品としての構造と形式第4節　まとめ第4章　転換期の音楽　1980年以降第1節　新たな語法の探求1)転換点としての1980年2)複雑なものへの興味3)不確定さ4)ずれとゆらぎ第2節　空間概念1)両義性から可逆性へ−存在論的現象学への展開2)ずれとゆらぎによる音楽世界の生成3)空間表現の諸相4)有限な全体と網状組織第3節　ピアノ協奏曲第4節　まとめ第5章　結論年譜作品表ディスコグラフィー参考文献表引用楽譜および図版一覧あとがき索引神月朋子東京芸術大学音楽学部楽理科および同大学院音楽研究科修了。日本学術振興会特別研究員をへて博士(音楽学)。国際文化教育交流財団(日本経団連)の奨学生としてパリ第八大学に留学、D.E.A.取得。著書に「ブーレーズありのままの声で」#神月朋子 #本 #芸術／音楽・舞踊

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